埋めるところがないという問題

ここまでは簡単にゴミとは何かという話をしてきましたが、このゴミが「エコ社会」にとって、「地球の環境」にとって、様々な問題を生んでいることについて考えてみましょう。

ゴミを埋め立てるゴミ処理場は無限にある訳ではありません。ですから焼却や中間処理をして、ゴミの「かさ」を減らす工夫をしています。それでも、ゴミ処理場がいっぱいになるのは時間の問題です。

そもそも日本の土地はそれほど大きくありませんし、ゴミ処理場として活用するための土地には様々な条件による制限があります。ゴミが近くにある環境で暮らしたい人はいません。ゴミには臭いがありますし、有害なガスや水が発生することも考えられます。それらの問題を全てクリアする土地は本当にごく一部です。

このままでは、日本がゴミで埋め尽くされるのは時間の問題です。結局、私たちはゴミの分別やリサイクルなどによって、ゴミで埋め尽くされる日を先延ばしにしているにすぎないのです。

こう考えれば分別やリサイクルにあくせくするより、早くゴミをゼロにする方法を考えなければならないと感じると思います。私たちの時代はなんとかなっても、次の世代の日本がゴミだらけになってしまっては可哀想ではありませんか。

そこで、「ゼロ・エミッション」という理想があります。簡単に言えば、全てのゴミをリサイクルすればゴミは一つもなくなるだろうという考え方です。どんなゴミにも使い道を与えれば、これ以上ゴミが増えることはないという理屈です。

ですが、これは本当に可能でしょうか?

結論から言うと不可能と言わざるを得ません。化学的な理由もありますが、(既にお話したように)人の気持ちとゴミとは密接な関係にあるわけですから、ゴミをなくすということは理屈だけではどうにもならない問題なのです。

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